scribbling the things that pop into my head...
<< October 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
新しいタイプの輪行箱「バイクサンド」のレポートをアップしました
女性のための自転車コンシェルジュ『チャリジェンヌ』のブログに、まったく新しいタイプの輪行箱「バイクサンド」の使用レポートをアップしました。2万円ちょっとと、このタイプの輪行ケースとしてはかなりお手頃で安心感も高いので、とてもおすすめできると思いました。ぜひご覧ください♪
マンロン350完走のご報告
まだ真っ暗なマンチェスター市街。集合場所のヴェロドロームでライダーズリストにサインオンをして、ヘルメットに計測チップをつけてもらい、スタート地点へ。垂れこめた濃い朝もやの向こうにロンドンまで延びている350kmを思うと、いったいどうなるんだろうと不安でたまらない。ドミニクの背中を頼もしく思いながら(これがある意味ではわたしの苦しみのもとだったとも言えるのだけれど)ブリーフィングを受けて、小グループで暗闇の中に漕ぎ出す。仲間の赤いテールライトが暖かい。


スコットランドがUnited Kingdomから出て行ってしまうかハラハラして見ているイングランドだが、イングランドの中でも北部(代表がマンチェスター)と南部(当然ロンドンが代表)はちょっとしたライバル意識もあるので、北軍か南軍か出身地などによってめいめい好きな方を選んで登録。ドミニクはフランス人、わたしは日本人とガイジンだけれど、ロンドン住まいなので茄子紺の南軍のナンバーとキャップを選んだ。

時速28km/h程度で抑えめにペースを保つが、すぐに上りが始まった。今回のルートは前半100kmに獲得標高の大半が集中。とくに40km地点にわざわざ用意されていた最大20%のCowlow Laneでは、半数以上の人が押して歩いていた。まだ先は長いからあまり無理しないでおこうという判断はあったと思う。

ところが負けん気が強いドミニクは斜度がみるみる上がり、わたしがあっという間に踏めなくなってただのお荷物になってもぐいぐい踏んで登っていく。すごいパワー。でもこんなところで坂相手に勝ってもしょうがない、敵はここにはいない、350kmの距離がラスボスなのよ、ヤメて降ろしてと懇願してようやく降りさせてもらった。


すたすたと行ってしまうドミニク。このあとふたたび跨がって頂上まで登っていった。こういうバランス悪いまでの負けん気がないと、ナショナルチャンピオン(ベテランカテゴリ)を何度もとったりできないのだろうなぁと、嘆息とともに見上げるわたし。

牛や羊が草をはむ緑美しいピーク・ディストリクトでようやく日差しに包まれ、運転しなくていいわたしは景色を堪能、写真をたくさん撮ろう……という思惑はバッチリはずれた。このあたりからゴールまで、結局ずーっと©イェンス・フォイクトの「Shut up legs!」よろしく脚の痛みに耐え、お尻の痛みに耐えながらのライドになってしまったのだ。記憶の中の絶景は、白いもやがかかったままのような感じだ。Raphaのこの記録ビデオのような美しい景色は見たような、見ていないような……。(ちなみに3:30すぎと、4:40すぎの2回、ちらっと映っています)
 

タンデムは2つのクランクがチェーンで固定されているので、お互いの出力が足の裏に如実に伝わってくる。わたしだってできるだけお荷物にはなりたくないので、ついふだんより頑張ってしまう。おまけにドミニクがしばらく出ていなかったお得意の足つり病を発症してしまい、立ち漕ぎが封印に。さっきの激坂で頑張りすぎたせいに違いない(だから言ったのに〜)。ただでさえ上りが不得意なタンデムで腰を上げられないのはきつかった。

勾配がキツく長くなると、ふだんのライドではほとんど聞くことのないドミニクがの息づかいが聞こえきて、申し訳なくてわたしも必死に踏む。脚、炎上。下りで少し挽回しても、丘また丘のイングランドの大地。また上りが迫ってくる……の繰り返し。


そして距離を重ねるほどにひどくなってくるお尻の痛み。ふだん200km走ってもまったく問題ないお気に入りのアリオネをつけていたのでサドルのせいではなくて、タンデムに慣れていないせいだと思う。後ろの人は路面が見えないので、路面不整は前の人が声をかけてインパクトがある瞬間サドルにかける体重を減らすのだけれど、声かけは忘れがちだしすべての不整で声をかけるのも現実的ではなくて、どうしても坐骨にガッツーンとやってしまう。

前の人はシートポストがホイールベースの中央にあるので、後ろほど衝撃が来ていないのだろうなぁとも思う。フィードステーションで椅子に座れないほどになってしまった。ペダリングが基本的にはキャプテン(操縦者)まかせなのも、サドルにかかる体重を分散させにくい原因だった。後半は体重を分散させていた手のひらと指の神経もしびれてきた。


脚とお尻の痛みで景色どころではなくなり、フルームよろしくステムを見つめ、km表示の小数点以下第1位の数字を睨んでいた後半。これはもうすぐ300kmのところ。

「脚よ、あれが倫敦の灯だ」というリンドバーグな気分になるほど暖かく見えたロンドンの黄色い街灯。生きて帰ってきましたよ!

最後の最後に2つほど用意された10%ほどのいやらしい坂を朦朧としつつ越え、ロンドンのヴェロドロームに着いたのは夜の9時半すぎ。オフィシャルタイムが15時間38分、Garminによると走行時間は14時間9分、平均時速25.6km/hだった。


「タンデムで350kmなんて、ぜったい別れるね〜」と共通の友人何人もから警告されていたけれど、なんとケンカひとつなく(わたしの悲鳴のような懇願は多数あったけれど)到着できました(笑)。

タンデムについての感想をまとめると、少なくともこのタイプのライドにはズバリ不向き!だったと言えましょう。トラック競技、あるいはもっとゆっくりな長距離長期間ツーリングにはタンデムのメリットはおおいにありそうだけれど。タンデムなら楽かなと思ったのが邪な発想だった。ひとりで走ったほうが体力的にはだいぶ楽だったと思う。

でも、苦しみつつも楽しかったのもたしか。わたしのタイムは女性の中では上位のほうで、この数字はもしも自分ひとりで走っていたらとても出せなかったはず。それだけドミニクの力で運んでもらったし、わたしも逃げ場がないだけに朦朧とするほど自分を追い込めたのだと思う。苦しさをほぼ完全に共有し、心の底からお互いの健闘をたたえ合えたその経験も、新鮮だった。ここまでのレベルはもう経験しなくていいけれど。

自閉症チャリティへの寄付は、おかげさまでおよそ22万円ほどいただきました。みなさん本当にありがとうございました! 今回完走したのはおよそ140人とのことで、寄付総額は1800万円近くになっているそうです。チャリティへの寄付が盛んなイギリスでも、1回のイベントでここまで集まることはなかなかないと思います。

少し前の自分なら想像もしなかった距離を走り終えた満足と、さらに誰かのためになることを少しでも手伝うことができた満足と。翌日翌々日と泥のように眠ってほとんど四足動物として生活することになったけれど、人生の思い出に残るチャレンジになりました。参加してよかった!

来年はロンドンからマンチェスターに逆に北上する計画が持ち上がっているとか。うーん……わたしは……少なくともタンデムでは挑戦しないと思います(^^ゞ


今回の寄付先、Ambitious about Autismのファンドレイジング担当アンさんとゴール後に。終日ライドに同行していろいろ世話を焼いてくれたアンさん、「今日はすごいものを目撃しました。そしてこのいただく寄付で大勢の子どもたちとその家族が助かります」と目がウルウル。心底感動してくれていたようです!


 
350kmのコースを調べ始めました
ようやく「マンロン350」こと「Rapha Manchester London Challenge(これが正式名称)」のライダー・ブリーフィングを読み始め、4ヶ所のフィードステーションの場所をチェックしたり、標高のプロフィール図を自転車GPSサイトでダウンロードしてiPhoneに入れたり、という準備らしいことをし始めました。


今回のコースをちょっと俯瞰してみたらこんな感じ。こうやってヨーロッパのサイズで見ると、やっぱりなかなかの距離を走るんだなぁと興奮してきます。赤いバルーンは補給地点です。※地図をクリックすると、Ridewithgpsサイトのコースページが開きます。

うーんやっぱり長い!どんなにひどい目に遭うんだろう!とゾッとするような楽しみなような微妙な気持ちがこみ上げてきます。獲得標高は3600mくらいらしいのですが、上りの大半はマンチェスターを出てすぐにやってきます。こんな景色(ここをクリック!)の中にすぐに突入していくようです。


実際の路面からの景色はこんな感じなのでしょう。クルマならラクだけれども、タンデムにはきつそう……ゾゾゾ。photo(c) Paul Anderson 


標高図で見るとこんな感じ。きついのぼりは前半に集中しています。赤い矢印はフィードステーションの場所。

フィードステーションはおよそ80kmごとに設置されています。80km走っている間に水がほしくなったら、日本のようなコンビニはあまりないのでパブで水を汲ませてもらうか、酒屋さんやスーパーで水を買うか。なんとかはなるだろうけれど、あまり時間を浪費しない補給を考えないといけないかも。

足切りは2番めと3番めのフィードステーションの通過時間で行われるそうです。箒をつけたバンがやってくるのでしょうか。Raphaならやりかねないので見てみたい気はしますが、今回はみなさんからお金をお預かりしているチャリティ、笑い話にもならないので、見ないことを祈ります。

ちょっとうれしい情報は、マンチェスターでの前夜祭として「パスタ・パーティ」があること。夕方6時から参加者が集い、パスタ食べ放題でカーボ・ローディングしまくるのでしょう。たぶん、肝臓を休ませるためお酒を飲む人はほとんど皆無、それなのにやけにテンションの高い、はたから見れば妙なパーティになるのだと思います。

もうひとつ嬉しかったのは、わたしも普段から愛用しまくっているiPhone用のオフラインで地図を利用できるGPSアプリ「View Ranger」が今回のチャリティに賛同し、コースに沿ったOSマップ(日本の国土地理院1:50000に相当)データを無料で提供してくれていることでした! Garmin800を持っていくけれど、Garminの地図はやはりあまり見やすいものではないので、迷ったときにはこれで助けてもらえそうです。

ここまで細かく見られます。青い線がコース。自分の位置もGPSで表示させられるので、迷ったときには強い味方になる。



















ちなみにView Rangerは日本でもOpenCycleMapやOpenStreetMapのデータを利用でき、iPhoneローカルに地図を保存できるので、自転車乗りにはマストなアプリではないかと思います。友人とビーコンを送信しあうこともできるなど(これにはデータ通信環境は必要)かなり高機能で、OpenStreetMapなどでよければ無料で使えます。全力でおすすめします。

次回はわたしのキャプテン(あ、昭和的な表現ではなくw、タンデムの運転者のことをそう言うのです。後ろで踏むだけのわたしはストーカーと呼ばれます。ちょっと物騒な響きです)でありベテランアマチュアレーサーであり、Rapha Condorチームの創業者などでもあるドミニクに聞く、イベント直前の調整法今昔物語……をご紹介できればと思っています。
VISA、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、ペイパルが使えます。 
今回の寄付先とその理由について
気づけば日曜日のマンロン350まであと中4日……。コンドルサイクルズから急遽お借りしたタンデムバイクには今日の2時間ほどを含めて3回乗りました。みなさんからいただいたアドバイスのおかげもあり、ふたりともだいぶ慣れてきて肩の力を抜けるようになってきた感じ。今日はついにサドルから立ち上がってのダンシング(立ち漕ぎ)で、プリムローズヒルの頂上までのぼることができました。立ち上がること自体は難しくないけれど、バイクを左右にどのくらい振るかの振り幅合わせが少し難しかったです。でもやっぱり立ち上がれるとだいぶのぼりやすくなります。一安心。


ロンドンのRaphaカフェに向かうため、リージェントストリートを南下中にパチリ。iPhoneを持った腕を上にめいっぱい伸ばして撮ったもので、わたしにはこんな景色は見えておりません。


Raphaカフェで。後ろのバイクとくらべると、ホイールベースの長さが目につきます。あと、サドルをそれぞれお気に入りのものに交換しました。ドミニクはカーボンの何か高級なヤツ(今度聞いておきます)。わたしはアリオネ。やっぱり座り慣れているサドルはホッとします!

さて、今回のチャリティの寄付先は「Ambitious about Autism」という自閉症を持つ子どもたちや若い人たちのための非営利教育機関であることを以前お知らせし、わたしたちの350km・17時間30分以内の完走を条件に、応援の投げ銭をお願いしました。このチャリティの仕組みは、『サイクリスト』の連載でもご説明させていただきました。

なぜマンロン350はこのチャリティ団体への寄付なのかというと、イベントの呼びかけ人であるラファCEOのサイモン・モットラムさんの長男オスカーさんが重度の自閉症で、この学校にかよっており、その方針や献身的な先生たちがすばらしいこと、さらに多くの自閉症を持つ人たちがこのような良質な教育の機会を得ることができるようにしたいという強い強い思いからなのです。

この英紙『テレグラフ』の記事内では、動画でサイモンさんとパートナーのルーシーさんが語る、オスカーが生まれてからのふたりの暮らしと人生観、そしてオスカーさんの学校での様子を観ることができます。

これは個人的に聞いたことですが、オスカーが生まれてから、サイモンとルーシーはただの一夜もふたりでゆっくりと一緒に眠ったことがないのだそうです。動画では、そんな文字通り24時間のケアが必要なオスカーが、この学校に通い始めたことで家族が知らないオスカーという人格を持った青年として歩み始めたこと、その喜びなどが語られています。ルーシーの「彼の頭の中に1ヶ月でも住めたらいいんですけどね」という一言に、語り尽くせない思いが詰まっているように思いました。

Ambitious about Autismはイギリスの機関ですが、ここで得られた知見や教育メソッドはいずれ日本やそのほか世界にもシェアされていくだろうと思います。もしよければ、ごく少額でけっこうですので、おひねりを投げるような感じでよろしくお願い致します! 言わずもがな、みなさんからお預かりする金額とお気持ちが大きいほど、わたしの必死さも増すというものです!
VISA、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、ペイパルが使えます。 


 

 
タンデムバイクの初インプレ
ロンドンに戻ってまいりました!
フランスでのネット環境が今ひとつだったので、そのときのことは後回しにさせていただいて……今日ようやく初めてふたりでタンデムに乗りました。

「ほれっ、早くお乗りなさい」
「ちょ、ちょっと右側からなわけ? やっぱり?」

おフランス育ち(フランス人なので当然)のドミニクは右足軸の右側から乗り降り派なので、最初はそこに当惑。ドミニクもレース経験は豊かながらタンデムは初めてなので、ふたりでおそるおそるスタート。裏道でも少なくない交通量のロンドンの街中をヨロヨロと進みました。転びたくない一心のわたしは体幹を固めなければとカチカチ。
 
足をつくタイミングがつかめていないので(しかもわたしにとっては慣れない右足着地だし!)、赤信号が近づくと極低速でじわじわと信号が変わるのを待ちました。とはいっても止まらざるを得ないタイミングはすぐに訪れて……何度か必死にやっているうちになんとなくリズムがつかめてきたか。自転車乗りの定番トレーニングルートのリージェントパーク周回で多少スピードを出して、巡航する分にはお互い問題ないことを確認。

このときドミニクは、「んー、期待したほどグイグイ進むってほどでもないよね」とは言っていたけれど、あとでstravaデータを
見てみると、わたしは自分の体感よりもスピードが出ていたような気がしています。大きいクルマだと小さいクルマよりもスピードを出していないように感じる傾向があるのと同じ?  これはこれからわかってくると思います。
 
そしてこのバイクを提供してくれているコンドルサイクルズへ。


ギアの歯数を相談。リアディレイラーもロングケージに交換してもらうことに。

マンロン350の途中には「スネーク・パス」と呼ばれる短いけれど激坂もあるらしいので、ギアを大きいものにしてもらいました。


コンポはカンパのVeloce中心に、クランクとチェーンリングまわりがスギノ。歯数はフロント53/39T、リア12-30Tとなりました。でも20%のスネーク・パス(蛇道)はたぶん押すことになりそう……。


みんな大好き、コンドルサイクルズのヘッドバッヂが光ってます。フレームはアルミでコロンバスのロゴがついています。ホイールはカムシン。タイヤはコンチネンタルのウルトラゲータースキン25C。2人合わせて120kg近いので、そんなものでしょうか。車両重量は計っていませんが、20kg近そうです。

日曜日にはクラブライドにこのタンデムで参加、問題なければ100km弱くらい走ろうと思っていますので、またレポートします!
質問がありましたらお寄せください(^^) まずは問題なく走れそうだというご報告でした。

●「マンロン350」って何?という方はこちらを

わたしの「マンロン350km超過酷チャリティライド」にご協力ください
 
わたしの「マンロン350km超過酷チャリティライド」にご協力ください
こんにちは、青木陽子です。
急なことなのですが、来月9月7日にRapha(ラファ)が主催する、超過酷チャリティライドイベント「マンチェスター to ロンドン」に参加することにしました。



朝7時にイングランド北部の都市マンチェスターを出発、先日のツール・ド・フランスの舞台になった丘陵地帯を含む350kmを走り、同日の深夜0時までにロンドンにゴールするという、わたしにとっては力量以上のチャレンジです。
残念ながら、自分ひとりでは到底無理なので、少しでも成功の確率をあげるべく、パートナーのドミニクと一緒にタンデムバイク(2人乗り自転車、下記に写真があります)で挑戦することにしました。タンデムは平地は速いそうですが、のぼりには滅法不利だそうで、はたして2人乗りにすることがプラスになるのかわかりませんが、興味もあるので決心しました。

つきましてはお友だちのみなさんにお願いがあります!
このイベントは、重い自閉症の人たちのための教育NGO「Ambitious about Autism」のために資金を集めることを目的にしています。ライドに参加する人はひとり最低750ポンド(14万円)を応援してくださる方々から約束してもらい、制限時間内に走り切れたら、そのお金を実際にいただいて、NGOに寄付するという仕組みです(ライドにかかる実費はわたしたち参加者が払いますので、いただいたお金は全額が寄付されます)。
500円でも2000円でも(もちろんもっとでも!)、無事成功したらのご褒美として、ご用意いただけないでしょうか? 

※(9月4日追記)
おかげさまで750ポンドを超えました! ありがとうございます!  「寄付がありましたよ」という自動メールが届くたび、「うきゃっ」と小躍りしています。次の瞬間、責任の重さを思い出し、胸がドキドキッとします。
じつは先日開催事務局と話したところ、「タンデム1台でも走るのは2人なので、2人ぶんの1500ポンドを集めてくれ! 頑張って!」と言われてしまいました……。未達でも参加はできますが、ドミニクと相談し、これももうひとつのゴールと考え1500ポンド(28万円)を目標にあらためてみなさんにお願いすることにしました。ちゃっかりしたお願いではありますが、まだの方、ぜひよろしくお願いします!


リンク先ページは英語なのですが、「Donate now >>」という水色囲みのボタンをクリックして、クレジットカードでの支払い情報を送ってください(すぐには支払いは発生せず、9/7のライド完走後に支払いになるはずです)。
こちらの英語版の寄付お願いページの右側の温度計のようなグラフで、現時点で集まっているみなさんからの合計金額が表示されます。応援メッセージも英文であれば添えていただくことができます。メッセージをいただけるとうれしいです。
VISA、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、ペイパルが使えます。

もちろんわたしも、ただ必死に走ればみなさんからの浄罪をいただけるなどとは思っておりません。
いまからのトレーニングの様子、タンデムバイクについての発見、ラファのカタログにもよく登場しているベテランアマチュアレーサーのドミニクにシゴかれている内容などを、FBやブログ、ツイッターでご紹介して、応援してくださるみなさんに楽しんでいただければと思っています。ドミニクについてはRaphaのこちらのページをご覧ください。

タンデムバイクはまだ届いたばかりで試乗できていないのですが、イギリスの有名ショップ/ブランドのコンドルサイクルに用意してもらったものをお借りして走ります。真っ赤なかわいいヤツです。
届いたばかりのタンデム。身長154cmのわたしでも乗れる最小サイズです。さすがに剛性のためかかなり太い径のアルミフレームで、ずっしり重かったです。

去年のエタップ・デュ・ツールのときのスナップ。ロンドンでよく一緒に走っているチームメイトと。じつは80年代の超大物UKポップ・アイドルのパートナーさんとお嬢さんでもあります。

このイベントがなぜ自閉症の人のための福祉団体に寄付なのかなど、また詳細はこのページのアップデートとFB、ツイッターで行います。イギリス中心のイベントですが、日本からもたくさん寄付が集まったとなれば、熱心に誘ってくれたRapha社長のサイモンにも日本人として鼻が高いというものです(^^)
 
これからのマンチェスターーロンドン(略して「マンロン350」)記事を見て、面白いと思ったらの投げ銭的でもけっこうです。ご検討のほど、なにとぞ、どうぞよろしくお願いします!! 
VISA、マスターカード、アメリカン・エクスプレス、ペイパルが使えます。

 
オーロラの旅、その他の動画をもう少しアップしました
カナダの旅も少し思い出になり始めているところなので、急いでそのほかの情報もアップしていきます。

今回は、ハイビジョン動画を撮影できるカメラを3台に動画をさくさく編集できるハイパワーのPCを持っていきました。以下はWindows7にバンドルのムービーメーカーで編集したものです。


昼間に犬ぞり体験をしました。もともと働く犬に目がない私はもう悶絶。登場するのは、偶然ですがイギリスからのカップル。ガイドの女性はボストンの出身で、大学を出て普通の就職をする前に、夢だった犬ぞりの仕事をしたくて修行に来ているとのことでした。


もうひとつ、西洋風のかんじきをつけて歩く「スノーシュー」にも挑戦しました。ご覧の通り、はじめとても自信がなさそうだった同行の@shokoyamashoさんも、見事に3時間の登りを踏破! 氷河に削られたゆるやかな山並みが目にしみました。


そして帰りに1日だけ立ち寄った、2010年冬のオリンピック開催地のウィスラー! 贅沢にもそれぞれ個人インストラクターをお願いしたので、ランチの際にリチャードとスコットからコメントをもらいました。


リチャードに案内してもらったおかげで、大きなウィスラーを1日でけっこうたくさん滑ることができました。無理をしてこぶやジャンプに挑戦して大ワイプアウトもたくさんしましたが、堪能しました。さすがは世界的に有名なスキーリゾートでした。

それにしても、先日のオーロラ動画といい、われながらなかなかいい動画の出来(手前味噌全開でスミマセン)。ある程度いいカメラといいパソコンを持っていけば、旅先でもこんな動画をチャチャッと作り、友人たちにほぼライブで見てもらうことができるなんて、すごい時代です。
オーロラ撮影に成功しました!(動画付き)
今回はPCとネットを旅づくりにどう活用したかをご紹介する予定でしたが、前回「見られるかどうか」と心配していたオーロラが、最後の4日目の晩、ついに大きく出現してくれたので、それを先にご報告します。

三脚を立て、1分おきに撮影したものを動画仕立てにしてみました。ちょっと短いですが、オーロラが動く様子をつかんでいただけると思います。



実際に肉眼では、こんなに鮮やかな緑色には見えません。新月前後の日を選んでいたので、真っ暗な空に(無数の星は見えていますが)、うっすら霧のようなものが広がってきました。最初は霞がかかってきたのかと思ったのですが、ここはユーコンの原野。霞が反射するような光は地上からは出ていません。霞そのものが発光しているんです!

光の霞は次第にブワッブワッとまるで呼吸をしているように膨らんだりしぼんだりを繰り返しながら、天頂のあたりまで覆ってきました。地平線に近いあたりでは肉眼でも強い明るさを感じる縦筋の光が現れては移動して消え、また違うところに現れて……の繰り返しをしています。

ほんとうに生き物のような、という表現がぴったりの動き。オーロラは太陽から吹き出すエネルギーが地球にぶつかる様子が光になっているものだから、太陽の息づかいを見ているようなもの。地球をひとつの生命体にたとえることはよくありますが、太陽も、太陽系もひとつの命なのかもしれないなぁと思わされます。

そして、見たことがないほどの無数の星! 目を凝らせば凝らすほど、空に隙間がないのではないかと思うほど、いろいろな色合いの光の点がビッシリと並んでいます。これが、日本で見るよりもずっと高い、見上げると首が痛くなるような高さにある北極星を中心にゆっくりと回っていくのも見られました。動画でも星の動く様子が見られると思います。

オーロラの表れ方は千差万別だそうなので、これはあくまでも私たちが見たオーロラの話です。この数年は太陽の活動が静かなので、オーロラもかなり静かなのだとか。そのなかでここまで見られたのはラッキーだったのかもしれません。

もうユーコンを離れ、東京とそれほど変わらないバンクーバーに戻り、次はいつオーロラを見られるだろうと思っています。ただ美しいから見たいというよりも、あの自然の中で、人間にとって住みやすい温度でもない氷点下何十度という気温の中で、宇宙という雄大なものに思いを馳せる、その体験がとても貴重なもののように感じられるからでしょうか。






ユーコンに、オーロラを観る旅
今、カナダはユーコン準州のホワイトホースに来ています。地図で言うならこちら(>GoogleMap)です。


バンクーバーから国内線で北北西に2時間。その途中には4000m級の山岳地帯が広がっていました。氷河が壮観!

いちばんの目的は、小さいころから憧れていたオーロラを観ることです。太陽のエネルギーが地球に飛んできて起きる自然現象。もちろんふだん私たちが目にしている可視光線や暖かさとしての赤外線、日焼けの原因の紫外線などなど太陽からのたくさんのエネルギーで私たちはそもそも生きることができているわけです。

でも、それをもっとも神秘的なかたちで目の当たりにできるオーロラに宇宙の図鑑がいちばん好きだった子どもの頃から憧れていました。

そして今回、ふと思いついてDELLジャパンが募集をしていた「夢の旅」という懸賞にオーロラを見たいと応募したところ、思いがけず当選(こんなの人生で初めてです@_@;))、なんと旅の費用をほぼ全部負担いただいて来ているのです。そのキャンペーンページはこちら(Facebook内)です。


今回宿泊しているのは、ホワイトホース郊外にあるB&B。大草原の小さな家のような佇まいです。向こうに見える山のほうにオーロラが見えます。


オーナー夫妻はフランス人。出身地アルザスの郷土料理もいただいたりしています。でもワインはカナダのもの。


昼間はマイナス20℃前後の気温の中でスノーシュー(かんじき)で山登りをしたり、犬ぞりを体験したり。ピークからは氷河に削られた地形が望めました。


2日目の夜、ようやく仄かに現れてくれたオーロラ! でもとても弱くて、あのウネウネと動く様子などは見られませんでした。あと2晩で出会えるかな?

今回の旅は、さすがパソコンメーカーがスポンサーなだけあって、PCなどを駆使して自分らしい旅をカスタマイズして作るということもテーマになっています。

私自身、旅は手作り派なのですが、PCやインターネットが普及したことで本当に細かいところまで自分の好み通りにカスタマイズできるようになったなぁと今回あらためて痛感しました。旅の途中もネットで臨機応変に行動できるようにもなっています。旅先がカナダというネット普及国であることもプラスにはなっていると思います。

次回は今回の旅をPCとネットでどんなふうに作りあげたか、ご紹介してみようと思っています。

ちなみに、じつは今もオーロラの出現待ちをしています。きれいなのが出たら、動画にも挑戦してみようと思っています。鮮やかなオーロラが見られますように!!!!(よかったら一緒に念じてください)


二重被爆者を「愚弄」した(?)BBC批判に思う
 BBCの「QI」というコメディトーク番組で、日本の二重被爆者の方がトピックのひとつに取り上げられた件。

●トーク番組のその部分はこちら(YouTube)

 私もツイッターなどでいろいろ書いたけれど、番組についての私の意見と理解は加藤祐子さんという翻訳などをされている方のブログとほぼ重なるので、こちらをぜひ読んでいただきたいと思います。加藤さんが番組中の会話を全翻訳されたエントリーはこちらです。

 この内容を理解すれば、日本の各新聞が当初書きたてた「被爆者を愚弄/嘲笑した」というような事実がないことはわかると思います。この点で、たとえば日経新聞の社説担当者が本当にこの番組を見て笑っていることの内容を理解して書いたことなのか、きわめて怪しいと私は思います。

 興味深かったのは、この加藤さんのほかに、在英ジャーナリストの小林恭子さん@nofrillsメモ魔ですさんといった方々が、それぞれの表現や立場は微妙に違えど、かなり同じことを言っていたことです。その様子はtogetterにまとめられています。イギリスに親しみのある方は@nofrillsさんのこのまとめブログも、背景や歴史の話もあって興味深いと思います。

 とはいえ。

 私も小学生のうちから原爆展にひとりで足を運んだりしつつ日本で育ちました。核兵器の非人道的な破壊力・悲惨さ・残酷さが、日本でほどは世界で知られていないことに普段から心を傷めている一人です。このQIでも、被爆者を笑っているわけではないとわかっても、いい気分はしません。軽々に扱うなと抗議するのは必要なことだと思います(大使館が対応すべきだったかどうかは疑問ですが)。

 とはいえ。

 どこか今回の日本での騒ぎで気持ち悪いのは、こんなに日本って原爆の悲惨さが理解されていないことに一丸となって怒れるほど、反核でまとまってたっけ?と思ってしまうことです。最近、政治家が非核三原則を緩めることに言及したり、米国との核持ち込みの密約が明らかになったり、一部の有名人が日本の核武装を声高に叫んだりしても、あまり批判する声が大きくないことが気になっていたからです。イラクで劣化ウラン弾が使われたことを知らない人も多いようです。

 「原爆って言うのはほんとうに非人道的な恐ろしい兵器なんですよ、日本はひどい目に遭わされたんです」という台詞は、日本が核兵器を所有したら言えなくなることのはず。あの悲惨さを、地球上のどこかの人間に与える用意があるということだから。

 あの思いを味わう人間がもう二度と出ないようにしたいという未来のためのBBC批判なら、今回の騒動も無駄ではなかったと個人的には思えなくもない。でもどこか、謝罪を求めることにばかりこだわる声が大きいような気もするのです。